手のかかる生地 とろみ系

店長日記

Sサイズの皆さん こんにちは

東京は、ただいま桜が満開です。
10日ほど前、東京にしては驚くほどの吹雪でした。
今は桜が風に舞い上がっていて、なんだか幻想の世界にいるようで
現実の感覚がおぼろげです。

さて、今月も日々気の赴くままに制作しておりました。

【ジレ】
いつかのタイミングでテーラードジャケットを作りたいと思って、
描いたパターンの身頃だけを使ってジレのサンプルを作ってみました。

【コットンのブラウスワンピ】
昨年から、何着か作っているブラウスワンピ
好評をいただいていますので、再制作。
ブラウスワンピはパーツや工程が沢山あるので、実はとても制作に
手間がかかっているのですが、Sサイズさんのお洋服探しの苦労も
分かりますので、これは本当にご奉仕価格で提供させて頂いています。

【スカートサンプル】

これは、いつものギャザースカートよりギャザーを控えて少し裾を広げた
パターンで作ったボリュームスカート。
張りのある生地で作ると、どんな風に仕上がるかを見たくて試作。
ギャザーの分量、微調整したいかも。

【胸ギャザー入りブラウスワンピ】
トロンとした落ち感のある柔らかい生地でブラウスワンピを制作。

こういう生地、出来上がるととってもエレガントで大人っぽくてすてきです。
ただ、とにかく手がかかる子です。
まず、裁断時に布目を揃えるのが大変。バッと布を広げても縦横まっすぐには
広がりません。それを揃えるところからスタート。
そして、これを裁断する各パーツで実施。続いて、ミシンで縫う際も細かくピンを
打っていかないと布端がずれてしまう。
ようやく出来上がった後も、裾のラインに揺らぎが生じてしまうので再調整が必要。
と、最初から最後まで過保護に過保護に育てて完成。

ここで、一つ私が使っている小さな便利技をご紹介。
こういうとろみのある生地で裾のラインを揃えたい時の印のつけ方です。
私は、お洋服をBodyに着せた状態で床面から定規を立てて、揃えたい長さの
位置に細いマスキングテープを画像の様に付けて、1周細かく印を付けていきます。

さて、明日から4月
今回、ご紹介したワンピースの布がもう1着分ずつありそうなので
頑張ろうかな