2016年の記事を集約しています。(記事は降順になっています)
【ご注意】
2024年2月末に旧サイト(https://www.spattern-minimum.com/)を閉鎖し、
こちらのサイトに移転しました。これに伴いまして、型紙と洋服の完成品は
Creema店(ハンドメイド作品の通販サイト)のみでの販売に変更致しました。
以下の店長日記には、一部旧サイトの情報やリンクの跡が含まれていますが、
当該サイトは閉鎖しておりますのであらかじめご了承くださいませ。
残暑お見舞い申し上げます
数か月HPが未更新となってしまい失礼いたしました。
特に問題が起きていたわけではなく、パースに戻りひたすら製図と試作を繰り返しておりました。
製図→試作→製図修正→試作をしていると、修正している間に、その製図からまた新たな
デザインが思いついたりして、次のデザインの製図→試作→修正→製図修正→試作という
ループにどっぷりとはまってしまってたんです。。。
制作していたのは、主に夏に1枚で着て様になるTops
・肩にシャーリングのあるカットソー
・短冊開き、スタンドカラーのブラウス
・胸にドレープのあるカットソー
・ドルマンスリーブのワンピース
・端切れでぎりぎり作れるドルマン風ノースリーブブラウス
・端切れでぎりぎり作れるウエストゴムのスカート
などなどです。
端切れシリーズは、私たちSサイズの場合1mの布でも何か作った後結構布が余ったりするので、
その端切れを使いきりたい!と思って作ったシリーズです。
私の行くお店では、1mでもたいてい10㎝ぐらい余分に切ってくれるので、うまくいくと1mで
2着作れてしまうなんてお得なことも実現可能なんですよね。
上記のアイテムからまだまだ展開したいところですが、きりがないのでここでちょっとストップ。
5月に大量に日本で買ってきた布もちょうど底をついたので、これから製図の清書や手順書作成を
進め製品化の準備をしてまいりま~す。
- 2016.08.11
スカウチョ
GW真っ只中、Sサイズの皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私は、スカウチョにはまっておりました^^
ガウチョ&スカウチョって、昔風に言うと「キュロット」ですよね?流行は回ってくるって
言いますが、なんで呼び方変えるんでしょうね?レギンスも昔はスパッツだったし。。
さて、なんではまったかというと、強風のパースで風を気にせずにスカートがはけるという
ことと、手順が簡単なところが気に入りまして、あの後2着作りました。
作ってて気づいたことは、布によって合う長さの印象って違うんだなということです。
今回は、少し張りのあるカーキーの布と、柔らかい柄入りのニット素材で作ったんですが
ニット素材は同じ長さで作ったらなんだか野暮ったくなってしまったので、カーキーより
5㎝程短くしています。
柄入りだからか、プリーツの縦線が見えなくなってしまったことで、中途半端な丈のスカートに
見えてしまったことが原因かもしれません。
そんなこんなで、すごい勢いで布を消費しておりまして、もう布がありません。。。
でも、大丈夫!明日から日本へ一時帰国するんです♪♪♪
大量に仕入れてきます!!!
それでは、また
- 2016.10.12
スカウチョ&ニット
Sサイズの皆さんこんにちは。
GWを間近に控え、創作意欲がムクムクと湧いている頃でしょうか?
こちらパースはすっかり秋めき、私は「芸術の秋」ならぬ、「制作の秋」に突入しております。
最近の制作物は、スカウチョ、カットソー、ニットです。
ガウチョとスカウチョの違いをはっきりと認識する前に、パースへ来てしまったのですが、
ネットで確認すると「プリーツ等が入ったスカートに近いもの」とありましたので、これは
スカウチョにしておきます。
ちなみに、このガウチョ&スカウチョ パースでは着ている人を見たことがないんです。
オージーさんたちは体型にあまりかかわらず体にフィットしている洋服を着ているので、
テイストが合わないんでしょうかね?
私は、昨年ガウチョ&スカウチョをトライしなかったので、今回遅ればせながらのデビュー
なのですが、強風でも気にしなくていいところがとっても良いですね♪
そして、Sサイズさんには、重心が下に来てしまうガウチョよりスカウチョの方がバランスが
良さそうだなと感じましたが、皆さんはどんな風に着こなされているでしょうか?
カットソー&ニットは首の開き具合を研究しながら制作したので、ニットの方が首の開きが
若干広めです。
このほんの少しの違いで印象が大きく変わってくるんですよね。
ボーダーのカットソーは、最後の仕上げアイロンの時に焦がして肩に穴をあけてしまったため、
急きょ肩ベルト&ついでに胸ポケットをつけたら意外とアクセントになって良い感じに仕上がり
ました。
グレーのニットは、レースの端切れがあったのでカットしてほつれないように周囲を接着剤で
固め、手縫いで付けています。後や肩からも見えるように付けたら、グッと上品感が増して自己
満足です。
この自己満足があるから、洋裁はやめられないんですよね~。
では、また。
- 2016.04.21
オーストラリア Mid Season Sale
Around150㎝Sサイズの皆さんこんにちは。
日本は、新年度や新学期が始まり気持ちもリフレッシュされているころでしょうか?
こちらパースでは、入学式や入社式といったニュースを目にすることもなく、そういう
感覚がまったくないのですが、季節の移ろいは感じられだいぶ涼しくなってきました。
日中は22-3度まで上がりますが、朝晩は13度前後まで冷え込むので体温調節がなかなか
難しいのです。
さて、今日はオーストラリアのセール情報について。
オーストラリアの大きなセールは、クリスマス明け~1月中旬位と、6月中旬~末位ですが、
その中間にMid season Saleというのがあるようです。
先日イースターホリデーという祝日があったのですが、ちょうどそのころに始まり、最大50%
OFFそして、それから2週間たった今週はさらにその50%OFFというたたき売り状態です。
北半球の人にとっては、これから必要な夏物が安く買えるのでお買い物にはいいシーズンですね♪
でも小さいサイズはないよね~と期待せずに私もふらふらと見に行ったら、奇跡的にこんな
ジャケットを発見!!そして、びっくりするくらいな値段。 なんと$19.95‼‼
ライダースジャケットなので、切り替えも沢山入っていて、作る手間を考えると信じられない
値段です。
素材もとても珍しくて、クロコダイル革のような柄が押してある無地のちりめん生地。
生地がとても柔らかいので、ハードなライダースもしなやかな大人の印象に仕上がっていて、
とても気に入ったので思わず、白と黄色の2色を購入。
最近作った、スカートと合わせてみました。
少し厚めの生地でタイトスカートを作り、中心、脇にステッチ&ポケットを付けました。
P.S.お店のトップページ画像を春仕様に変更、また「洋裁あれこれ」も更新しました。
- 2016.04.06
美脚パンツのパターンできました
Around150㎝Sサイズの皆さんこんにちは。
日本は、そろそろ桜の咲くころでしょうか。
花粉症に悩まされないのは嬉しいですが、やっぱり日本の桜が恋しいです。
さて、ご無沙汰しておりましたが、私はこの数週間パンツのパターン作成&試作作りに
専念しておりました。
パンツは、既製品でもなかなか納得のいく形を見つけるのが難しいですよね。
既製品の5号サイズには、低身長さん用と平均身長さん用とがあるので、後者の5号サイズを
低身長さんが着ると、股上や膝の位置がだいぶずれてしまうんですね。
そのため、丈を詰めてもきれいなシルエットが出ない場合があります。
私が、今回一番重要視したのは低身長さんの背高効果を出すためのウエストの位置です。
そのため、今回のパンツのパターンはウエストの位置を4.5㎝下げています。
なぜ、この位置にこだわったかというと、次の3つの効果を活かしたかったからです。
① この位置だと脇線のカーブが少ないため縦のまっすぐなラインが強調され、背高効果が出る
② ウエストの位置を下げると、股上が短く見えるので胴が短く、脚長に見える。
③ 後から見た姿もお尻が強調されず、小尻に見える
さらに太ももには適度はゆとりを入れているので、太ももの線を拾わず着やせ効果もあり、
また膝の少し高めでカーブを変えているので、ひざ下が長く見えるようにしています。
実際に販売開始になりました際には、詳細なサイズをご案内いたしますが、サイズが合う方
にはぜひ作っていただきたい自信の1本に仕上がりました。
現在、ウエストの下がったローライズのパンツをはき慣れていない方用に、ウエスト位置を
3㎝下げたバージョンも準備しております。
引き続き、販売再開に向けて色々と仕込んで参りますね。
では、お元気で♪
2016.03.21
あると便利なもの
Sサイズの皆さんこんにちは。
パースへ来て、約1か月となりますが、いまだ布や洋裁用品を売っているお店を見たことが
ありません。。。日本から大量に持ってきて良かった‼‼
インターネットで探しても、なかなか見つからないので、そもそも洋裁をする人が少ない
のかもしれませんね。一方、お直し屋さんはよく見かけるんですよ。
パースは、ヨーロッパ系白人からアフリカ、インド、中東、アジア系と本当に多民族な
人たちが暮らしている街なので、体型も様々です。
カモシカ?というくらい細い人から、お相撲さんのような裕に100㎏は超えていそうな人まで。
なので、お店によっては日本の3号と5号の間ぐらいから、15号まで展開しているところも
あります。
でも、基本的にみなさん身長も高いので、やっぱり150㎝前後のSサイズはないですね。
子供服を見たほうがいいかも^^
さて、今日は私が洋裁の時に重宝しているものをいくつか紹介しますね。
- 5㎝方眼マット
…地の目を揃えたり、長さを目視で確認したり、また何枚か重ねればアイロンマット
としても使えます。 - 1㎝~5㎝まで5㎜単位が一目で計れる定規(Clover社)
…縫い代や、裾幅を取るときに布端に合わせると楽に計れます。 - ロータリーカッター(OLFA社 ※要カッターマット)
…転がすだけで布が裁断できるので、ハサミより楽です。
私は、裁断するとき左手に②の定規を持ち、右手でカッターをころがしながら、
裁断していきます。効率よく裁断ができます。 - 腕万十
…割アイロンや、カーブ部分、ダーツ、肩のアイロンはこれがあるととっても楽です。
洋裁は、手順が多くあるので、少しでも効率よく制作したいですよね。
- 2016.03.03
オーストラリアのファッション
Sサイズの皆さん、こんにちは。
すっかりご無沙汰しておりますが、そろそろ日本は春のファッションが
ショーウィンドウを飾っている頃でしょうか。
私は、1月にご案内しました通り、今オーストラリア西部のパースという
街にいます。南半球のこちらは、真夏です。到着した日は41度でした。。。
一番心配だった2台のミシンちゃん達も、無事にパースまで来れました!!
今後、お引越しのある方の参考までに、どうやって運んだかというと、
まず6年前に購入したミシン屋さんに、箱だけ譲ってもらえないか問い合わせ、
専用の段ボール&発泡スチロールを購入。そこへミシンを梱包し「Fragile(取扱
注意)」のガムテープを貼り、飛行機の預入荷物でさらに「Fragile(壊れやすい)」
品と申請して、運んでもらいました。
チェックインカウンターで「Fragile」と申請すると、通常の荷物とは別に扱って
もらえるらしく、到着時の荷物のPick upもベルトコンベヤーではなくて、専用
カウンターに運ばれてくるんですよ 。
おかげで乗り継ぎが1回あったにも関わらず無事に到着でき、こちらでも変圧器を
介してちゃんと動くことを確認できたので、ホッとしました。
日用品や調味料なども買いそろえて、ようやく気候にも生活にも慣れ少し落ち着いた
ので、そろそろ洋裁を始めようと思っていますが、今日はオーストラリアのファッ
ションについて少しお話ししたいと思います。
皆さんはオーストラリアのファッションってどんなイメージですか?
日本のファッション誌では、NY、Paris、Milanoの紹介はおなじみですよね。
でも、オーストラリアってなかなかファッションのイメージないのでは?
一言でいえば、日本と真逆のファッションです。
☆肌の露出が多く、脚も腕も胸も体型に構わず出しています。ニュースの
アナウンサーもノースリーブに深いVネックのタイトなワンピースで登場します。
☆オフィス街では、結構Body Conscious (体にピッタリ) でドレッシーなワンピースを
着ている人が多くそのままパーティに行けそうな雰囲気です。
☆リゾート仕様なキャミソールのようなワンピースや、首の後ろで結ぶ背中の開いた
ホルターネックのワンピースも街で普通に見かけます。
☆赤や青などの原色や、ショッキングピンクといった濃い色に、はっきりとした花柄なども
多く多く見かけます。ニュアンスカラーでゆる~い感じの日本のファッションとは全く
違いますよね。
そんな環境の中、素敵なものは参考にしつつ、これからminimumを少しずつ更新して
いきたいと思います。
今年いっぱいはパースに滞在予定なので、残念ながら今年中のminimumの販売再開は
難しそうですが、
再開に向けて、色々仕込んでおきますね♪
また、パースのファッションや、私の洋裁活動についてもこちらで書いていきますので、
時々お立ち寄りいただければ幸いです。
- 2016.02.26
重要なお知らせ
新年あけましておめでとうございます。
Sサイズの皆さまにとりまして、2016年も実り多き1年となりますよう
心よりお祈り申し上げます。
さて、本日は重要なお知らせがございます。
昨年7月のOpenより、徐々にではありますが商品の充実をはかってまいり、
今年は更に展開して行こうと意気込んでおりましたが、家族の事情により
今月末に海外へ転居することになりました。
つきましては、以下の日時をもちまして当面の間休業させていただくことを
ご連絡いたします。
最終受付日時:2016年1月12日 23:59
上記日時までにご注文いただきました商品は、2016年1月14日までに
発送致します。
ご利用いただいていますSサイズの皆さんや、これからご利用を検討して
くださっていた皆さまにはご迷惑をおかけし申し訳ございません。
開店から半年でこのような形となり、私もとても残念なのですが「店長日記」と
商品開発は続けてまいりますので、たまにお店をのぞいていただけたら嬉しいです。
そして帰国した時には更に充実したminimumとなって、新装開店したいと思って
おりますので今後ともどうぞよろしくお願い致します。
ちなみに転居先は、日本と季節が真逆のオーストラリアです。
現在、大切な大切なミシン2台をどうやって安全に運ぶかで頭がいっぱいな毎日です。。。
2016.01.05