2022年7月~12月の記事を集約しています。(記事は降順になっています)
【ご注意】
2024年2月末に旧サイト(https://www.spattern-minimum.com/)を閉鎖し、
こちらのサイトに移転しました。これに伴いまして、型紙と洋服の完成品は
Creema店(ハンドメイド作品の通販サイト)のみでの販売に変更致しました。
以下の店長日記には、一部旧サイトの情報やリンクの跡が含まれていますが、
当該サイトは閉鎖しておりますのであらかじめご了承くださいませ。
年末のご挨拶
Sサイズの皆さん こんにちは。
まもなく新しい年を迎えますね年の瀬。年の瀬いかがお過ごしでしょうか?
私は、年始の準備をしつつ最後の最後まで(昨日も今日も)ミシンを走らせていました^^
皆さんは2022年どんな1年でしたか?
私は、今年の最初に「お出かけできる服を作る」という目標を立てていて、なんとか1年を
通してそんなイメージで作ってこられたかなと思っています。
一方、街に出ればアパレル業界で活気があるのは、やはりファストファッションで、その価格を
見てしまうと、一瞬自分の仕事に対して不安やむなしさを感じてしまうことも。
それでも、今年も多くのお客さまとの出会いを通じてminimumを必要としてくださっている方
がいることを毎回毎回感じ、制作の原動力にしてきました。
本当に本当にありがとうございました。
そして、家族みんなが元気で応援してくれることにも感謝です。
来年も、お洋服や洋裁を通じてHappyを共有できれば幸いです
どうぞ、皆さまよいお年をお迎えくださいませ
2022/12/31
ファミリーミッション
Sサイズの皆さん こんにちは。
東京は、まだ街路樹の銀杏に黄葉が結構残っていて冬のまっすぐな日差しにキラキラと輝いて
いると一瞬寒さを忘れます。でも、やっぱり朝晩の冷え込みは日に日に増してきていて、本格
的な冬がもうそこまで来てしまっています。
さて、そんな12月前半も色々作っていました。
・自分用の白ニット2着
・義妹のワンピース(ファミリーミッション①)
・義母に依頼されたリメイク(ファミリーミッション②)
ファミリーミッション①は今年のお正月に妹から「来春(2023)、中学生、高校生それぞれの
卒入学式があるから、それ用のワンピースを作ってもらえないかしら??」と依頼されていた
もの。
彼女は、身長160㎝超の普通サイズなのだけど、3年前にminimumのフレンチワンピースを
拡大コピーして作ったらぴったりだったので、「ぜひ今回も」という嬉しいお願い。
伯母としても、かわいい姪っ子、甥っ子のハレの日に着てもらえるなんて光栄で、張り切る
わけです。
今回は、袖ありで、ウエスト周りにゆとりが欲しいというリクエストをふまえ、今年の春に
デザインした袖がフレアになったドルマンのワンピースを薄い水色のウール地で作りました。
柔らかいウール地だったので、程よく体になじんでエレガントな感じに。これは、入学式の
イメージかな。(卒業式用も作る予定)
もう一つのファミリーミッション②は、飛び込みで入ってきたもの^^;
先週末に、母に会いに行ったら「断捨離してたら、こんなの出てきたけど、何かになる~?」と
現れたのが30年前に買ったというクッションカバー‼
オレンジのベルベット地にみどりの葉っぱが刺繍されていて、このままでも十分素敵に使えそう
なのに、30年経過した今、当時抱いていた部屋のイメージとはかけ離れてしまったようで、その
まま使う気は皆目なしのご様子。
「さぁて、どうしましょう?」と頭を巡らせ素材を最大限活用できて、できる限り実用的なもの??
で、思いついたのが数年前に帯のリメイクで作ったルームシューズ。
ちょうど、型紙も副資材も残っていたので翌日完成させて送ったら、とっても感激してくれ
ました。無事ミッション完了です。^^v
12月後半、大掃除しつつ普段通り制作していつものリズムを崩さないのが、私の健康法^^
今日も、布屋さんで新布調達してきたし♪(さすがに空いてた)
ではでは、皆さんもご自愛のほど
2022/12/16
今日は何の日?
Sサイズの皆さん こんにちは。
11月29日、さて今日は何の日でしょう?「いい肉の日」と答えたあなた、正解!
今日はいいお肉を食べましょう♪
そうじゃなくて、一応こちらパターンショップなのでそこを考慮いただきまして、もう一度
質問。11月29日、今日は何の日でしょう?
答えは「いい服の日」。
ユニフォームアパレルメーカーの株式会社トンボが語呂合わせから制定した日で、この日は
「良い服」とは何かを問い、「良い服」を作るために必要なことは何かを考える日としている
そう。
そこで、改めて「良い服」って何だろう?と考えてみました。いい服の基準って人それぞれだと
思うのですが、私にとっての良い服の最重要項目は、やっぱり「サイズ」
なぜなら、サイズの合っている洋服は着ていてストレスフリーだし、背が低くても全体のバランス
が整いおしゃれを楽しめるから。
反対に、サイズが合っていなければ一日中丈や袖、肩の位置を気にしていたり、全体的にアン
バランスになってしまいおしゃれをしているつもりなのに、そう見えないという残念な結果に
なってしまうから。
なので、例えばどんなにハイブランドの上質な洋服でもサイズが合っていなければ、私にとって
「良い服」にはなり得ないのだと思います。
(そもそも、持っていないけれど^^; もし持っていたとしたら、きっと自分サイズにお直しして
しまうでしょう)
その他、洋裁や洋服にまつわる記念日を調べてみました。
()内の表記は、(制定/提唱団体-制定年)。歴史的、伝統的な記念日は
2/8 12/8
針供養の日(起源不明、平安時代~?)
針供養は折れた針や使い古した針を供養して、裁縫の上達を願う行事。
折れたり、曲がった古い針を神社に納め、役目を終えた針に対する労いと感謝の
気持ちをあらわす道具供養の一つ。一般的には2/8、関西・九州地区は12/8
11/12 洋服記念日(全日本洋服協同組合連合会-1972諸説あり)
由来:明治5年のこの日、「礼服ニハ洋服ヲ採用ス」という太政官布告が出され、
それまでの公家風・武家風の和服礼装が廃止され役人は大礼服・通常礼服を着用
することとなった。
11/22 ボタンの日((一社)日本釦協会や全国ボタン工業連合会など‐1987年)
由来:明治3年のこの日、ヨーロッパスタイルのネイビールックが日本海軍の制服に
採用され、ボタンには金地に桜と錨(いかり)の模様の国産のボタンが採用された。
その他、語呂合わせ等で制定されている日
2/8 木製ハンガーの日 (中田工芸株式会社)
日付は数字の「2」と漢数字の「八」を縦に組み合わせるとハンガーのシルエットに
なることから。
3/4 ミシンの日 (日本縫製機械工業会-1991)
3/29作業服の日 (まいど屋-2007)
5/29 呉服の日 (ウライ株式会社-2017)
8/3 鋏の日 (美容家 山野愛子-1977)
10/29和服の日 (株式会社鈴花商事-2020)
色々ありますね。ハンガーの日がシェイプから2/8になっているのが面白い^^
洋裁の日ってないみたいだけれど、語呂合わせだったら8/31かな~?
2022/11/29
11月も制作いろいろ
Sサイズの皆さん こんにちは。
東京は、先週まで小春日和な陽気が続いていて、厳冬の予報で身構えていた私は、「あれっ?
大したことないんじゃない?」と余裕な気分になりかけていたところ、今週から寒くなるという
予報なので、びくびくしております^^;
さて、11月前半は「タックスカート」の型紙を清書したり、手順書を作成したり、自分用の
白のショート丈コートのサンプルを作ったり、母用のバッグを作ったりしておりました。
途中、PCが壊れて買い替えるというハプニングもあり、型紙公開にだいぶ時間を要しており
ますが、現在最終確認中なので、間もなくの予定です。
前回記事の白マフラー同様、秋冬に映える白のコートが作りたくて、でもまずは練習用の布で
作成。この形、実は販売中のドロップショルダープルオーバーの展開で、打ち合わせ6㎝+襟+
裏地で作りました。出来上がりの着用感は、やや小さい(3~5号)感じ。。。
もともと、ゆとりのあるデザインなのでほとんどサイズを変えずに作ったのですが、やはり
コートの場合はもう少しゆとりが欲しいと分かったので、次回は少し修正が必要です。
でも、薄めのニットなら問題なさそうなので、これはこのまま着ます。
そして、久しぶりのバッグづくり。
夏に自分の赤バッグを持って実家に帰ったら「いいね、いいね」とねだられたので、残っていた
合皮布を最大限使って作成。(35×58㎝ 8.5×62㎝)
今回は、外マチ(三角/つまみマチとも言うらしい)で作ったら、布ロスほぼゼロでできました。
以前から「あの、マチどうやって作るんだろう?」と思っていて、調べてみたらなんと簡単。
長方形の布をマチ幅の半分だけ谷折りにして中表で縫うだけ。今回は、先に裏地にポケットを
付けて、表地と縫って、ハンドルを挟み込んで作成。
ただし、合皮で作る場合には厚みが増すので、業務用ミシン程度の馬力のあるミシンが必要。
そして、それだけでは出来上がりに物足りなさを感じ小さな真鍮色のスタッズと両脇に飾りの
耳、そして余り布でタッセルを作り装飾。
こんな小さな装飾でも、印象は大きく変わるのです♪
そして、最近の合皮って本当によくできています。その道のプロがみたら分かるのかもしれない
けど、柔らかなしっとりとした質感で本物のレザーの様です
さぁ、11月後半もまだまだ作りたいものが沢山。
皆様も健やかに洋裁を楽しまれますように^^
2022/11/15
今シーズンのファッションアイテム
Sサイズの皆さん こんにちは。
日に日に秋も深まってまいりましたね。さて、皆さんはこの秋新しく投入したファッション
アイテムってありますか?
私は、白無地のマフラーと黒コーデユロイのキャスケット。
白のマフラーは、以前から欲しい欲しいと思いつつ手持ちの白xグレーの柄物でなんとか
繋いで来ましたが、今年ついに導入♪結果、やっぱり大正解!
秋冬は、洋服の色がダークになりがちなので、白が映えます。そして、マフラーが無地だと
洋服に柄が入っていてもガチャガチャしないのです。というわけで、ほぼ毎日投入の大活躍
アイテムです♪
もう1点のキャスケット。これも我ながら良い感じ。
というのも、今年の1月に髪型をショートカットにして以来、カットする度に短くなり当初
ショートボブぐらいだったのが、今では完全にショート。
すると、首周りに髪の毛がなくなってしまったことで、手持ちの中折れハットが似合わなく
なってしまったのです。そんな時、ふと目にしたキャスケットを試着したらショートでも違
和感なしと分かり、挑戦してみる事に。
ただ、不思議なのが同じ形でもグレー、キャメル、カーキだとしっくりこなくて、私にしては
珍しい「黒」のチョイスです。
一般的に「似合う色」って自分の顔色や顔つきで決まってくると言われていますが、「アイテム
の形と色」の相性もあるのでは?と漠然と感じました。
そして、好きな色以外も試してみると意外な発見があって楽しいかも♪
2022/10/31
タックタイトスカート
Sサイズの皆さん こんにちは。
八百屋さんに並ぶ秋の味覚や、金木犀の香り、地面に広がる大量の銀杏と東京もだいぶ
秋めいてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は既にタイツを履き、肌寒い日には暖かインナーにニットと冬仕様の恰好をしていて、
この先真冬はどうするの?とラニーニャ現象の厳寒予報に怯えております。
さてさて、最近の制作状況としては春にデザインしたタックタイトスカートの秋物を作り
つつ、このパターンの販売開始に向けて準備しているところです。
このパターンは、制作工程が初心者さん向けで簡単なのに、出来上がりがとてもエレガント
で、さらに腰回りにタック分のゆとりがあるので、タイトスカートなのに着心地も楽という
優れモノで、早くご紹介したいのです♪
現在、秋色のマスタードイエローをハンドメイド通販サイトCreemaで販売しております。
追って、ネイビーも出品の予定です。宜しければご覧くださいませ。
2022/10/17
シルバーウィークの過ごし方
Sサイズの皆さん こんにちは。
シルバーウィークは、立て続けの台風でほとんど籠っていましたが、有り余る時間を活用
してなんと小学生以来の刺繍をしてみました♪
というのも、ずっと前から‘’可愛すぎない‘’赤いブローチorワッペンを探していたのですが、
探せど探せどお花やチェリー、テントウムシなど可愛いものばかリで一向に見つからず、
それならばといつもの「無いものは作る」精神で制作に取り掛かったわけです。
まずは、作品第一号はこんな感じ。
ひと針、ひと針、点が線になり、面になっていく変化はなかなか楽しい作業でしたよ。
ラメの刺繍糸を使ったらラメの部分が細かく立ち上がり、立体感のあるキラキラした
質感の仕上がりになりました☆
ただ、胸に当ててみたら、思ったより小さかったので、次回はもう少し大きくしてみよう。
あとは、いつもの大きな着せ替え人形で遊んでいました^^
キャメルのギャザースカートは、ハンドメイド通販サイトCreemaで追って販売いたします。
よろしかったら、ご覧ください。
2022/9/26
布欲の秋
Sサイズの皆さん こんにちは。
今日は、秋晴れの美しい東京です。
さて、そんな秋めく日々に布欲(ヌノヨク^^;)が増し昨日は久しぶりに布屋さん街へ行って
きました♪♪
だいぶご無沙汰だったので、じっくり2~3時間満喫してきましたよ。
布を見て、触れて、鏡に合わせ、どんな服にしようか想像を膨らませ、1周しては戻ってきたり
しているとあっという間に時間が流れます。
まぁ、自分の生産能力に合わせて、まずはこれだけ。
ちょっと、気の早いウールのシャギー地も混ざっているけど、これは端切れコーナーにあって
一目惚れ👀0.8mだけど、小さいから何かアウター作れるはず。
それと、今年はチェックのシャカシャカした生地のスカートが店頭に並んでますね。
あの質感がかわいいなと思って、そんな生地も選んできました。
あとは、秋色定番のマスタードイエローとミルクティのようなややピンクがかったベージュ色。
どちらもトップスでもスカートでも使えそうです。
2022/9/16
秋色トップス
Sサイズの皆さん こんにちは。
東京の今朝の気温は21℃でした。
一昨日の34度という真夏の暑さから一転、すっかり秋の気配です。
少し前までは「夏が終わっちゃう」と妙な焦りを感じて今年の残り月を数えては、さらに
自分で焦燥感をあおる様な気持ちになっていましたが、いつの頃からか只々季節の移ろいに
自分を合わせていった方が楽だと感じるようになり、なるべく季節も年月も「ここからここ
まで」と区切らずにス~っと移行しながらその時期その時期を楽しんで過ごすようになって
きました。
きっとファッションにおいては、皆さん無意識にそんなスムーズな移行がなされているのだと
思います。例えば、晩夏に秋を感じるようになってきたらTシャツの色のトーンを下げてみたり、
素材もサラッとした素材からしっとり肌馴染みのある素材や、厚手のものにしてみたり、靴も、
サンダルからパンプスへなどなど。
そんな、秋ファッションにシフトしたくなるタイミングに合わせて秋色のトップスをいくつか
作ってみました。
追って、ハンドメイド通販サイトCreemaで販売予定です。
2022/8/29
残暑お見舞い申し上げます
残暑お見舞い申し上げます
今年の東京は、過去最多の猛暑日を記録したそうですが、各地のSサイズの皆さま、ご無事
でしたでしょうか?
私は、暑さには強い方ですがやっぱり8月前半の猛暑は体に応えて、いつにも増してスローな
日々でした。それでも、ブラウスやワンピースなど色々と試行錯誤は続けていたのですが、
納得できる成果には至らず。。。
そして、気づいたら立秋もお盆も過ぎて8月も下旬。
ここ数日は、熱帯夜からも解放され夜には蝉の声に混じって、鈴虫の声が聞こえ始めていて
暑いながらも季節の移ろいを感じています。
さて、洋裁を続けていると自然と身に付いてくる感覚があります。
例えば、布を触って素材や縫いやすさをある程度判別できるようになったり、だいたいの長さ
が目で測れたり。その長さの感覚の一つなのですが、いつのころからか指で5㎜、7㎜が測れる
ようになっていて、これが三つ折り縫いの時に重宝するのです。
布端を人差し指と親指で浅くつまむと5㎜、少し深めにつまんで7㎜といった具合に。
左手でつまみながら、右手でアイロンをかけるとあっという間です。
(因みに、3つ折り縫いの時はガチガチにアイロンをかけない方が綺麗に仕上がりますが、
私は一折り目だけ軽くアイロンで押さえておきます)
ただ、こんな感覚は縫製工場のプロの縫製士さんからしたらきっと呼吸するくらい当たり前の
こと。彼/彼女らは、待ち針も打たず、しつけもせずに高速でダーッとしかも美しく仕上げて
いきますからね。
あー、もっと色んなスキルを身に着けたい!頑張ろっ♪
2022/8/19
真夏の夜のイベント服
Sサイズの皆さん こんにちは。
鮮やかな空色に立ち上がる白い雲、すっかり夏の空になりましたね。蝉の声もはっきり
と聞こえるようになってきて、暑いながらも夏を楽しく感じています。
とは言え、やっぱり出かけるタイミングは日中の暑い時間帯を避けて少しでも涼しい朝か、
夕方に。もともと朝方体質で、日の出とともに目が覚めるので、一人サマータイムのような
1,2時間前倒しの行動をしている私ですが、夏はそんな行動時間を延長して夜のイベントに
出かけたくもなります。
そんな「真夏の夜のイベント」をイメージして華やかブラウスを作りました♪
個人的には、あまりフリルを着ないのでお昼だとちょっと気恥しいのだけど、夜だったら
暗いし色々気になるところも隠れて、目立ち過ぎずに着れるかなぁと少々大胆な気分です^^;
トップスが甘いので、ボトムはマニッシュな黒のパンツとメッシュのヒール、クラッチバッグを
合わせてみました。
型紙は、今回も「フレアブラウス」のアレンジです。
前々回のアレンジ同様、袖底を少し下げてフリル袖を付けました。
袖の布端は、ロックミシンの全巻き縫い仕上げです。
ご参考までに、簡単なフリル袖の作り方をご案内します。
(AHは、縫い代を含まない実線上で測ってください)
2022/7/29
装飾ブレード
Sサイズの皆さん こんにちは。
6月下旬の梅雨明け、あれは梅雨の晴れ間だったのでは?
と思えるほど、戻り梅雨が続いていましたが、そろそろ本格的な夏の気配を感じる東京です。
そんな季節の変わり目に、新たな気持ちで晩夏用の夏服制作に取り掛かろうと思った矢先、
我が家の冷蔵庫が壊れてしまい大わらわ…
新しい冷蔵庫が納品されるまでの数日、近くのスーパーに氷やら保冷剤を調達しに数時間ごとに
飛び回り、全くミシンと触れ合えず、いつもと違うエネルギー消費でヘトヘトになっていました。
ようやく今日納品予定。早く平穏な洋裁生活に戻りたい。
さて、前回「夏服に盛り付ける華やかな装飾」について書きましたが、その一つブレードを
今日はご紹介します。
実は、洋服に付けて違和感のないブレードって見つけるのが難しい。私はブレード屋さんや、
ブレードコーナーを見つけたら、必ずチェックしますが多くは小物などの手芸用に使われる
細いものか、あるいはドレスや舞台衣装などに使われる大きく派手なものです。
ただ、あきらめずに毎回チェックしていると、たまに使えるブレードに出会ったりします。
今年使用しているものは、インド系の装飾ブレードを扱っているお店で見つけたもの。
もともとは、インドの方がサリーやお家の家具の装飾などに使うものだと思うのですが、
大小カラフルで装飾に富んだブレードが数百種類ずらっと壁一面にロール状に陳列されていて、
全体を見ても、一つ一つの装飾を見てもとても美しいお店です。
(参考:E&SON TRIMさん)
今回は、その中からあまり民族的な印象の強くない普段に使えるマットゴールドのものと、
少し存在感のある水色を選んできました。
先入観なく、色々なお店を覗くと意外な出会いがあって楽しいかも♪
2022/7/20
夏トップスの華やかさ
Sサイズの皆さん こんにちは。
今週は、猛暑から一転の台風&低気圧ですが、いかがお過ごしでしょうか?
私は、先週の猛暑でだいぶ暑さにも慣れた気がします。
さて、そんな猛暑の中、活躍していたのがこのフレアのブラウス。
裾が開いているのでとっても涼しくて快適なのに、フレアが華やかさとエレガントな印象を
演出してくれて、暑くても「オシャレの手を抜いている感」がないのです^^
この「華やかさ」、私は夏のトップスにはついつい盛りたくなってしまいます。
なぜなら、夏は布の面積が少なくなる分、デザインが単調になりやすいと思うからです。
かと言って、盛り過ぎも「痛い」印象を与えかねないので、そこは慎重に見極めて。
例えば、私が取り込む主な「華やかさ」の技法としては、
こんなものがあります。
・肩や胸の切替
・ラメのステッチ
・フレア
・装飾ブレード
・ギャザーやドレープ
・ポケット、ポケット口の装飾
・大振りのアクセサリー
小さな箇所でも、少し変化を加えるだけで「華やか」でデザイン性が上がるので、そこは
手間を惜しみません。直径2㎜のカシメですら、全体の印象を変えてしまう力があり、その
効果にいつも感心しながら自己満足です。
画像のフレアブラウスは、販売中の「フレアブラウス」の身頃の袖底を1.5㎝上げ、袖のライン
を自然に繋がる様に引き直し、出来上がり2×28㎝のバンドスリーブを付けています。
尚、画像の完成品はハンドメイド通販サイトCreemaで販売予定です。
2022/7/6