2021年前半記事まとめ

店長日記

2021年1月~6月の記事を集約しています。(記事は降順になっています)
【ご注意】
  2024年2月末に旧サイト(https://www.spattern-minimum.com/)を閉鎖し、
  こちらのサイトに移転しました。これに伴いまして、型紙と洋服の完成品は
  Creema店(ハンドメイド作品の通販サイト)のみでの販売に変更致しました。
  以下の店長日記には、一部旧サイトの情報やリンクの跡が含まれていますが、
  当該サイトは閉鎖しておりますのであらかじめご了承くださいませ。

新しい生活スタイルに伴う制作欲求

Sサイズの皆さん こんにちは。

6月30日、2021年の真ん中いかがお過ごしでしょうか?
私は、変わらず制作^^ そして、この半年も無事に制作できたことに感謝です。

東京は、緊急事態宣言→蔓延防止重点措置の繰り返しでこの1年を振り返ってみると、
本当に「街にお出かけ」
の機会がぐっと減り、気づけば近所のお買い物とお散歩ばかり
になり、所謂ちゃんとしたバッグを持たない
新しい⁉日常になってしまっています。 

そんな生活の変化から、新たな制作欲求が発生してしまいお散歩バッグと、買い物
バッグを作りました。

いつも行く布屋さん街には、インテリアのファブリックを扱うお店もあって、これは
そのお店で買ったもの。
タッセルは、色を合わせたかったので端切れを1本1本解いて
黄色い糸を抜き出して制作。
久しぶりのバッグ制作も楽しくて♪、火ついちゃったかも。
でもやっぱり本命は洋服の制作でこちらも止まらない。

ただ「作りたい!」と思う時に作るものが、やはり作品としてもベストな状態で完成
するので、2021年後半も
引き続き、本能の赴くままに制作を続けます^^/

皆様のこれからの半年もよりHappyな時間になりますように
2021/6/30

白いトップス

Sサイズの皆さん こんにちは。

先週、関東も梅雨入りし、しっとりとした紫陽花が一層美しく感じられます。
私は垣根や軒先からこんもりと顔を出す紫陽花が好きです。紫陽花らしい薄紫も、濃い
ブルーも山紫陽花の
可憐なピンクや清らかな白もその多種多様な色々に感動しています。

さて、そんな色ですが、皆さんは何色のトップスが多いですか?

私は、ここ数年「白」です。
振り返れば、色の遍歴は年齢と共に変化していて若いころのベージュの時代、グレーの
時代を経て、
カーキ、イエロー、赤、などなど。

今でも、色は取り入れますがボトムスに持ってくることが多くなったので、きっと自動的
に白いトップス
が増えたのでしょうね。

どんな色にも染まる白。本当に万能だなと着るたびに実感します。
どんな色にも合うし、顔映りも明るくなり、清潔感が出ますね。
そして、何よりアクセサリー次第でボトムスとのコーディネートがピタッと決まって
くれるのです。
例えば、ボトムスの色に近い少し大ぶりなネックレスを下げれば、あっ
という間に全身に統一感が出るのです^^


そんな白の体験をしていただきたくて、当店の型紙で白いカットソーを3種類作りました。

(キャップスリーブ、フレンチスリーブ、半袖Tシャツ)

追って、手作り販売サイトCreemaで販売いたしますので
よろしければお立ち寄りください。
2021/6/20

地の目について

Sサイズの皆さん こんにちは。

東京の梅雨入りはまだなのですが、6月に入り湿度もぐっと上がってきて、なんだか
さらっとした洋服が
着たいこの頃です。
ただいま裾がフレアになっている通気性抜群のトップスを制作中ですが、これは次回
ご紹介することにして、
今日は生地の地の目について。       

洋裁でお洋服を作るときの大まかな手順として、布の水通し(天然素材の場合)→裁断→
接着芯の接着
→ミシン縫いとなるわけですが、この中で一番私が集中力と労力をかける
作業は「裁断」です。
なので、裁断が終わってしまえば気分的にも楽になりミシン縫い
まで来たら約8割完成な感じです。

どうして裁断がそんなに難儀かというと、複数の異なるパーツを切り出すというのは
もちろんですが、布の地の
目を読みながら型紙を当てるからです。

布の地の目とは、布の縦糸と横糸のラインのことで、基本的には中心線が布の縦糸(縦地)
に沿っている必要が
あります。これがずれてしまうと出来上がり後に型崩れが起きてしまっ
たり、着心地に違和感が生じたりします。

布によって、この地の目がずれやすいものと整いやすいものとあるのですが、薄くて柔ら
かい生地はすぐに
ずれてしまうので扱いが本当に難しい。

そういう生地の場合、まずは横糸を一本抜いて生地の横のラインを見つけます。(ニット
ではない布帛地の場合)
抜き方は、布の両端に1-2㎝切り込みを入れて耳を離しそこから
横糸を一本引き出し、ゆっくり抜いていきます。

この時、強く糸を引っ張ると切れてしまうので、そっと引きながら生地のひだを少しずつ
反対側に進ませるよう
にして抜いていくと横糸が1本抜け、ラインが見えてきます。これが
横線になるのでこのラインでカットします。

あとは、この横線に垂直に縦地が交わるように布を置きます。(これはひたすら目で読む)
そして、カットした横線を揃えてたたみ、裁断したい型紙の大きさに合わせ生地をワの状態
にします。
このワの端と布端(耳)からの距離を同寸にしてたたみ直すと縦横の地の目がおお
むね揃った状態になります。

ここで初めて型紙を置き、裁断となります。
ずれやすい場合は、型紙ごとにこの作業をするので時間がかかるのです。

夏の生地は薄くて、よれやすいのでこの作業が欠かせませんが、私はあの横糸が抜けて
いく感覚が結構好きなの
と地の目を確かめたい欲求が高くて、抜かずにはいられないんです。
2021/6/8

夏のギャザースカート Vol.2

Sサイズの皆さん こんにちは。

今週は、少し晴れ間の多い東京です。
晴れると、私の思考回路は自動的にこうなります。
晴れる☀→自転車に乗れる🚲→布屋さんに行ける^^♪となり、本能の赴くまま行動。。。

必要なものだけ買うつもりが、またまた創作意欲を刺激してくる布たちに誘惑されつい
つい他のものまで。
でも、そろそろ収納スペースが満員御礼状態なので、自ら出入禁止
発令しなきゃ。

さて、先週に引き続き夏のギャザースカート作りました。今回は、ウエストゴムです。

追って、手作り販売サイトCreemaで販売いたしますので
よろしければお立ち寄りください。
2021/5/25

夏のギャザースカートVol.1

Sサイズの皆さん こんにちは。

今年は各地梅雨入りが早いようですね。
東京も梅雨の走りのような天気が続いている今週ですが、道端の紫陽花が咲き始めていて、
今年も色んな色の
バリエーションを楽しみたいなぁと嬉しくなります♪

さて、夏のギャザースカートをいくつか作りました!
春におかげさまでご好評をいただきましたので、夏向けの柄や素材で再制作いたしました。

まずは、柄物の脇ファスナーを4点仕上げましたので、追って手作り販売サイトCreemaで
販売いたします。
よろしければお立ち寄りください。

この後、無地のウエストゴムを数点作成する予定です。
2021/5/18

できることをひとつずつ

Sサイズの皆さん こんにちは。

ゴールデンウイークいかがお過ごしでしたか?
東京は、昨年に続き“Stay Home”令が発動されていましたので、私はウォーキングがてら
の近所のお散歩と、
トップスの試作チェック、スカートの裁断、自分用の制作をしていました。

ところがこの試作に時間がかかり、当初予定していた「GWにしたいこと洋裁リスト」は
達成率50%位。。。
低い? 企業で働いていたらこの数字ではトントンって肩たたかれそう…

でも、焦っても凹んでも今できることは限られているし、妥協はしたくないので「できること
をひとつずつ」って
思いながらいつも気持ちを落ち着かせています(-_-)

本当は、まだまだ作りたいものが頭の中にあるのだけど。
きっと、リストに項目載せすぎたんだわ(#^^#)

でも、一応成果を提出しますと。白いパンツ、(このパターンもいつかご紹介したい。)
白いカットソー(これは、当店の定番長袖カットソー)

裁断した布、

これは、これから夏用のギャザースカートになります。
試作中のトップスは、まだ形にならず。。。

というわけで、これからギャザースカート作ります。
2021/5/11

パワーネット生地

Sサイズの皆さん こんにちは。
今週は全国的にうららかな春の陽気が続いて気持ち良いですね。

さて、今日はパワーネットという生地について。
一般的にポリエステルかナイロンのメッシュ状の生地で伸縮性にとても優れています。

私が、最初にパワーネットに出会ったのはかれこれ10年前、パリに旅行に行った時でした。
たまたま入ったお店で、フレンチっぽい色に引き寄せられて手に取ったのが、このツインニット。 

その後、その着心地と扱いやすさが気に入って自分でも作りたくなり、すぐに作ったのが
こちらのカーディガン。


でも、当時パワーネットの生地はまだまだ種類が少なくてパリで見たようなかわいい柄は、
ほとんどなかったんです。

私が気に入ったパワーネットの良いところは、
① とにかく涼しい。
  メッシュなので、通気性が良く肌に接着する面も少ないので、まるで何も着ていない
ような感覚。
 暑くても、肌の露出を控えたい日に最適。
② お手入れが楽。ネットに入れて洗濯機で洗えるし、すぐ乾く、しわになりにくい。
③ 軽くて、かさばらないのでバッグにも収まりやすく、旅行の時も重宝してくれる。
④ 制作面では、ほつれないので布端を切りっぱなしの状態で仕上げることも可能。

という具合で、特に夏にお勧めの生地です。
最近は、だいぶ種類も増えてきて無地の色の展開や柄のバリエーションなど広がりつつ
あります。

で、先日作ったのがこちらのスカート。

パワーネットの軽やかさを生かす為に裾は切りっぱなしで仕上げました。

また、夏に向けて作りたいと思います。
2021/4/22

出会いの春

Sサイズの皆さん こんにちは。

4月に入りましたね。
新年度、新学期、何か新しくスタートする月でもあり、「初めまして」の出会いの季節
でもありますね。
とは言ったものの、私はいつもと変わらず制作の日常を送っております。
でも今は、そんな日常が本当にありがたい。

あっ!布との出会いはありましたよ。
布屋さん曰く、今年は新作の入荷が少ないのだとか。
これも、新型コロナの影響でアパレルメーカーが新作の納期をずらしているため、繊維
メーカーからの入荷も
ずれ込んでいるとのこと。
でも、私はこの春も素敵な布たちと結構出会えていて、布との出会いも「一期一会」だと
思っているので、
その貴重な出会いを逃すまいと、勢いよく仕入れております^^v

前回の春色ギャザーの布も初春に出会った布ですが、こちらもその一つ。

とても珍しい素材の生地で、私はこういう少し個性的な布が好き。
こちらは、綿麻の生成り地に黒白の大きめの花柄がジャガード織りで刺繍のように織り
込まれている生地。
大きめの花柄だけど、綿麻のナチュラルな生地感に黒白の刺繍なので、
甘くなりすぎないLady(淑女)な
雰囲気だなぁと、とても惹かれて購入。

そしてその印象をそのまま生かしたタイトスカートを作りました。

思った通りのLadyが完成♪

Ladyになりたい気分の時、ちょっと印象を残したい始めましてのシーン、フォーマルな
シーンでも活躍
してくれそうです。

追って、手作り作品通販サイトCreemaで販売いたします。
(限定2点です。布が完売のため再販不可となります)
2021/4/5

薄い布を縫うとき

Sサイズの皆さん こんにちは。

今年は、各地で桜の開花が過去最早というニュースが聞こえていますね。東京も日に日に
開花が進み5分咲き
程度になってきました。
我が家は毎年早朝お花見散歩を実施していて、6時前に家を出て人気の少ない時間帯に楽しむ
のが恒例です♪

さて、先日のギャザースカートからもう一つトピック。

この春色の生地、とっても薄くて柔らかい生地だったのですが、こういう薄い生地を縫う
場合、糸や針を薄布用
にしても、縫い目が揺らいでしまったり、生地に引攣りが起きて
しまったりすることがあります。

そんな時は、薄紙(洋服などの包装紙)や型紙用の薄いハトロン紙などを挟んで縫うと安定します。

そして、縫った後は縫い目に直線定規を当て縫い目を押さえながら少しずつ紙を切り外して
いきます。
縫い目に変な力がかかってしまわないように慎重に行い、最後はアイロンで縫い目
を整えます。

今回は、脇と裾で約4mあったので地道な作業になりましたが、無事完成です。
春夏は、薄い生地で作りたいものも増えてきますので良かったらお試しください。
2021/3/22

春のロングギャザースカート

Sサイズの皆さん こんにちは。
先月ミシンが退院してきて以来、日々彼ら!?との濃密な時間を過ごしておりましたら、
あらもう3月10日です。
びっくり‼

東京では、ハクモクレンが一気に開花したり、紫陽花の葉が一斉に芽吹きだしたり、日に
日に春めいてまいり
ました。
季節感だけは、気が早い私は既に先週ぐらいから春色を着ています^^

何を着ているかというとこのギャザースカート。

春の柔らかい陽射しに気持ちも和らぎ、ふんわりとしたギャザースカートが履きたくなった
のです。
そして、不思議なことにギャザースカートを履くとなんだかさらに優しい気持ちに
なるのです。(私だけ?)

ロングのギャザースカート、以前は身長が低い人には重心が下がってしまいそうでスタイ
リングが難しい
かなと思っていましたが、数年前に色々と研究をしてスカート丈やトップス
とのバランスを考慮すれば
小さい人でもバランスが取れる黄金比⁉のようなポイントを見つ
けて以来、頻繁に取り入れるように
なりました。

そのポイントとは個人的な見解ですが、
①マキシ丈よりも足首が15㎝前後見えていた方が良い
②裾の広がりが少ない、ギャザーが縦に落ちるような質感が良い
③少しウエストが下がっていた方がヒップにボリュームが出すぎない
④トップスは、とにかくショート丈でコンパクトに
⑤アクセサリーは少し大振りなもので、Y字やV字に見えるものがべスト

という感じです。
ミシンが戻ってきてから、ひたすらこのギャザースカートを作っていて、あと数点作る予定
です。
完成品は随時、手作り通販サイトCreemaで販売していきますので。よかったらお立ち
寄りください。
2021/3/11

ミシン無事帰宅しました

Sサイズの皆さん こんにちは。
気温差の大きい日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
個人的には極寒のイメージの2月ですが、先週末各地で気温が20度を超えましたね。びっくり‼

さて、ようやくミシンが帰ってきました~♪

ほぼ20日ぶりの再会です。
中も外もピッカピカにきれいになって、動作もしっかりと安定しました。
修理前もそれなりに使えていたので、気付かなかったのですが、直ってきたのを動かして
みると、その安定感
の違いは歴然。押さえや送り歯、送り方、針の動きが全然違いました。
「あ~、これが正常な状態なのだ」と。
修理費は少々高額になってしまいましたが、修理して
良かったと今は満足です。

さて、裁断溜めしていたスカート達をこれから縫っていきま~す。良かった春に間に合いそう♪
2021/2/25

針供養に願掛けて

Sサイズの皆さん こんにちは。
ミシンが姿を消してから早10日。まだ帰ってきません…うー、恋しい。

あっ、でも見積りの連絡は意外と早く撤去から3日ぐらいで来て、「おっ、早い♪」とその
迅速さに喜んだのも束の間、
修理費用を聞いてうぅ~っと、唸ってしまいました。(*_*;
2台合わせて、ざっと4.5万円。イタタタタです。

でも、これは必要経費。10年も使ってきたんだから仕方がない。これで、縫いやすくなれば
ストレスも減り効率も上がる。
2月は季節の端境期だから、タイミング的には良かった。
2台買い替えるよりは安い。物は大事に使うべし。と、とにかく自分に言い聞かせ、もう修理費
のことは
考えないことにしました。
そして、とにかく早く帰ってきてくれることだけを祈ることに。

そんな思いもあり、今年も2月8日の針供養に行って来ました。
緊急事態宣言下だったので、空いている時間帯を狙って一人でサクッと済ませてきました。
浅草浅草寺内の淡島堂で行われるのですが、去年とは打って変わって、駅も仲見世通りも
境内もガラガラ。

去年1年分の曲がった針や折れた針を納めて、今年の洋裁の無事と技術向上、そしてミシンの
早期帰還を
お願いしてきました。

いつもは和裁をされている方々のお着物姿とちょうど開花している梅の花でとっても華やかな
光景なので、
来年は、そんな針供養の光景が戻ってきて欲しいなぁ
2021/2/15

春一番に煽られた!?ミシン

Sサイズの皆さん こんにちは。
昨日東京では、早くも春一番が吹いたそうです。
立春の翌日に吹くなんて、なんとも律儀だなぁと思いつつ、やっぱり温暖化かもと襟を正して
みたり。
そんな春の便りが届いた昨日、私のミシンは強風に煽られるが如く2台とも去って行って
しまいました。。。

緊急事態です‼
事態は、先月に発生したミシンの不具合から始ります。まずは突然ロックミシンの速度が暴走
しだし、どんな
フットコントローラーをそぉ~っと踏んでも、ダァァーっと急発進でそのまま
暴走。感覚的には今まで時速60㎞
だったところ180㎞ぐらいの感覚。

続いて、直線ミシンのリズムもたまに不安定になるようになったので、出張修理を初めてお願い
したのです。
(ミシンは、共に約10年使用)

素人判断では、きっとコントローラーに故障があるくらいだから、当日修理で終わるでしょうと
思っていたのですが
考えが甘かった。。

修理士さん曰く、「おそらく基盤でしょう」と。えっ、何その重症な響き。
おまけに、修理のプロセスが長いことが判明。まずは修理費用の見積りまでに1週間、その後
修理に入る場合はさらに2-3週間とのこと。。。

つまりもし修理する場合約1か月ミシンがないということ。これは悲劇です

当日2,3時間で終わると思っていたから、作業は完全に中断されたままだし、はぁ~、困った。

まだ一応動いたし、最近は高速運転にも慣れてきていたと一瞬、修理の依頼を後悔したけれど、
まぁいつかは修理
しないといけない時が来るものだし、仕方なしと断念。

極めつけは、修理がどうやら混んでいるらしいという事。
巣ごもり生活で上昇したミシン稼働率に比例して修理も大混雑なのだとか。あ~ぁ。

もう仕方がない。ミシン不在の間はひたすら布を裁断して接着芯を貼る作業に特化します。
2021/2/5

リフォームその2

Sサイズの皆さん こんにちは。

東京でも雪がちらついたりと寒い週末でしたが、今日は一転春のような陽気です♪
最近、日も長くなった気がして徐々に春が近づいている!と寒いのが苦手な私は嬉しく
なります。

さて、今日はリフォームその2。
昨年、エコムートンをリフォームした時に、勢いづいて挑戦したダウンのリフォーム。
こちらも丈にずっと違和感があり、鏡で合わせては毎回「やっぱりバランスが変」となか
なか活用できずにいた
もの。ただ、このままタンスの肥やしになってしまってはもったい
ないと思い、こちらも丈詰めをしました。

リフォーム前↓

今回のリフォームは、少々難易度高めの作業だったのですが、ご参考までに私が施した処理を
簡単に書き留めて
置きます。

1.まず丈詰めしたい長さを決める。
2.ファスナーのついている構造をじっくり観察する。
3.ファスナーを外す。
4.詰めたい丈に裾を折り上げてピンでとめる。
  今回は、裾が少し広がっていたため、折り上げた位置の胴囲と裾が同寸になるように、
脇をミシンで
縫い縮めて調整。
5.前の布端、脇、後中心をそれぞれきれいに合わせて表から表のステッチと同じ位置に
上からさらに
ステッチをかけて折り上げた布を押さえていく。
6.ファスナーの上部を、直した丈に合わせてカット。ファスナー上部に留め具を付ける
7.ファスナーを付けなおす。
8.内側に折り上げた布端を本まつり縫いで細かく纏る

以上で出来上がり!

リフォーム前後の比較↓短い方が腰が高く見えませんか?

もともとボリューム少な目のダウンだったので、内側に折り上げても問題なく、むしろ
廃棄分が少なく廃棄は
4で脇を縫い縮めた分(約ハガキ1枚分)と切り落としたファスナーの
上部だけで済みました。

ただ、お直し中にびっくりしたのは、ダウンは本当に軽いんです。ちょっと切り込みを入れた
瞬間から宙に
ふわっふわっと浮き始めます‼‼手で捕まえようと思っても全然追いつきません。

慌てて掃除機を持ってきてホースを肩から掛けて吸いつつ作業するという格闘の1幕もあり
ましたが
無事に完成。

夫には、そんなに次から次へと短くして大丈夫?と心配されましたが、短くしたら着用頻度が
ぐっと
あがって今シーズンは大活躍です♪
着丈を測ってみたらなんと47㎝!この短さは既製品ではなかなかないかも^^

尚、この方法はあくまで私の個人的な活用方法です。
お手持ちのお洋服に施され、万一損害が生じましても補償いたしかねますので、よろしくお願い
いたします。
2021/1/25

カラーニット

Sサイズの皆さん こんにちは。
このところ寒暖差の大きい日が続いていますがお元気でお過ごしでしょうか?

新年のあいさつで「新春」や「迎春」という言葉を目にするからでしょうか。
新年が始まると、制作の季節感も一気に「春」になり春物の準備がしたくなります。

とはいえ、まだまだ寒いのでまずは色から徐々に明るさを取り入れ始めていきます。
というわけで、カラーニットを追加で3着作りました。




ボトムの色をダークにすれば、冬っぽい印象ですが、白にすると一気に春らしい明るさが
出てきます。

これから寒暖差を繰り返しながら、春を迎える季節ふと訪れる暖かい日には、明るい色を
取り入れると
気分も華やぎますね。

 ドルマンニットは、minimum定番の型紙から→型紙
完成品の3着はハンドメイド通販サイトCreema
順次販売していきます。
2021/1/15

謹賀新年

Sサイズの皆さま

新年あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします

自由で安心できる日常が戻るまでには、もう少し時間がかかりそうですが、
洋裁やお洋服を通して、日々の生活
に少しでも楽しみや明るさが取り入れられる
お手伝いを
できればと思っております。

毎年、牛のようなペースですが、今年も地道に制作してまいりますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、早速ですが明るい色小物の裏技⁉について。
秋冬ファッションはアウターの面積が大きく、前も閉めてしまうからアクセサリーも隠れ、
全体的に
ダークに纏まりがちなので、私はマフラーやストールなどで色を足したくなります。

なので、巻き物売場では積極的にビビッドな色味を探すのですが、これがそう簡単には見つ
からないのです。
コンサバと言われる東京だからでしょうか?
関西圏だったらもっと明るい色があるのかな~?と思いつつ、常に色を求めてチェックを
しているのです
が、先日たまたま通りがかった店頭で目を引く色を発見! しかも店頭の
売り出し商品だからお値段は
とってもお手頃。ただし、素材はレーヨンで布端は三巻縫い
という簡単な仕上げ。


こんな時、私はそのデザインや色に希少性を感じられれば、素材よりデザインを優先して
買います。
そして、家に帰って格上げ処理を施すのです^^

個人的な印象ですが、ストールは布端が三巻縫い仕上げよりフリンジ仕上げになっていた方が
高級感やおしゃれ
感があるように感じます。

なので、三巻縫いをほどき布端の糸を1本1本抜き取りフリンジにしていきます。
すると、ほら。

これは、一昨年の春にほどいたもの↓

売り出し品には思えないくらい、格上げされて見えませんか?
注意点は、三巻き縫いをほどいた布端に糊がついていたらその部分は切り落としてから、
糸を抜き始め
ます。糊がついたままだと、縦に攣れてしまうことがあります。
そして、焦らず1本1本丁寧に抜きます。

尚、この方法はあくまで私の個人的な活用方法です。
お手持ちのストール等に施され、万一損害が生じましても補償いたしかねますので、
よろしくお願いいたします。

明るい色は、自分も周りの人も明るい気持ちにさせて
くれる効果があると言われていますね。
今年もminimumならではの色のセレクトで展開して行きたいなと思っております。
少しでも明るい1年になることを願って
2021/1/5