2020年後半記事まとめ

店長日記

2020年7月~12月の記事を集約しています。(記事は降順になっています)
【ご注意】
  2024年2月末に旧サイト(https://www.spattern-minimum.com/)を閉鎖し、
  こちらのサイトに移転しました。これに伴いまして、型紙と洋服の完成品は
  Creema店(ハンドメイド作品の通販サイト)のみでの販売に変更致しました。
  以下の店長日記には、一部旧サイトの情報やリンクの跡が含まれていますが、
  当該サイトは閉鎖しておりますのであらかじめご了承くださいませ。

2020年を振り返って

Sサイズの皆さん こんにちは。
年の瀬を迎え、何かとご多用のことと思いますがいかがお過ごしでしょうか?

さて、2020年は本当に未曽有の一年でしたね。
世界中で全ての事象において、価値観が次から次へと一変していく様を実感も
伴いながら目にする毎日でした。

ファッション業界でも、歴史ある名店が閉店するなど残念なニュースが数多く
聞かれた一方、テレワークに対応した
新たな洋服でニーズの変化に素早く対応
しているお店など
洋服に対する価値観の変化もはっきりと見えましたね。

そんな変化を通して、改めてファッションが人との対面コミュニケーションに
おいて重要な役割を持っていた事
を痛感しました。

よく「TPOに合わせた装いを」と言われてきましたが、これまでは意識無意識に
係わらず出かける時間、場所、
会う人、機会の種類によって洋服を選び着ていて、
それはつまりその時に対面する人とのコミュニケーションを効果的に図ろうと
する行為だったところ、そういう
機会が激減した今、洋服がこれまでのコミュニ
ケーション
を考慮した選択ではなく、より快適性を重視して選ばれるようになって
いるなぁと感じます。

もちろん、どこに行かなくても毎日何かを着るわけなのですが、おしゃれという
意味でのファッションは、会う
人がいるという大前提で成立していることをつく
づく
感じた1年でした。

そして、1日も早くそんなファッションが楽しめる毎日が戻ってきれくれること
を心より願っています。

最後になりましたが、このような状況の中でも当店にいらして下さったり、
ご利用くださいました皆様には
深く深く感謝申し上げます。
皆様の存在がとても心強く、この1年も制作を続けてくることができました。
本当にありがとうございました

これから年越しにかけて、大寒波の到来が予報されています。
どうぞご自愛のうえよいお年をお迎えください。

【年末年始の営業について】
お休み 12/30~1/3    2021年1月4日より営業いたします。
2020/12/29

あったかニット

Sサイズの皆さん こんにちは。
今週は、寒波到来で一層寒いですねぇ。

さて、今日は先月から今月にかけて作ったあったかニットをご紹介。
まずは、minimumでほぼ3シーズン登場するドルマンニット。(型紙は→こちら)

綺麗な色と質感に惹かれて、アクリル混のウールニットで作りました。
アクリルって、「あまり温かくないのでは?」という先入観がありこれまで
敬遠してきたのですが、着てみて
びっくり!柔らかくて温かいんですね。
さらにウールより鮮やかな染色加工が行いやすいそうできれいな色がたくさん
揃っていました。

なので、同じ素材で黄色もチョイス。

こちらは、ただいま試作中のドロップショルダーニット。
前回、Sサイズさんがオーバーサイズファッションを取り入れるのは、なかなか
難しいと書きましたが、どうしたら
少しでもその要素を楽しめるかなぁと考えて
作ったもの。

もともとは、もっと身幅が大きいところから試作スタートしたのですが、脇を
1.5㎝→1㎝→1㎝と徐々に削りながら
まずは、こちらに着陸。結局あまりオーバー
サイズになら
なかったけど、いつもよりは大きめかな。
もう少し様子を見る予定です。

そして、最後はパーカー。

以前からパーカーが欲しかったものの、やはりこちらも短い丈のものはなかなか
見つからないので作ってみました。

12月も後半に突入しましたが、まだまだ最後まで作る気満々です^^/
年末までに布屋さんへも行きたいし。

ではでは、皆様元気にお過ごしください
2020/12/17

リフォーム

Sサイズの皆さん こんにちは。
今日は、二十四節気の大雪。
暦通り、このところぐっと冷え込むようになってきましたね。皆様、どんな
ファッションをされていますか?

私は、とにかく寒がりなのでパンツばかりになりがち…
冬でもスカートを履いていらっしゃる方や、短いスカートの女子高生には尊敬の
念を抱きます^^

そんなパンツ多めの私は、コーディネートの時にどうしたらSサイズでもバランス
よく見えるかをよく考えます。

(最近は、オーバーサイズファッションも流行していますが、もともと体の面積の
少ないSサイズさんが、これを
取り入れるのは、至難の業だなと個人的に思います)

注意しているのは、トップスの丈。
今の時期は特にアウターの丈を出かける前に必ず、全身鏡でチェックします。
そして、もししっくりこないなぁ
と思ったら、リフォームしています。

このグレーのハーフコートは、Sサイズのお店で購入したものでしたが、やはり
丈が長かったので10㎝程カットしま
した。これは、圧縮ウールの裏無し1枚仕
立てだったので、
裾をカットして際をミシンで1本縫って処理。
圧縮ウールは、ほつれにくい生地なので幸いにも簡単にリフォームできました。

続いて、こちらは先日リフォームしたもの。

昨年、SサイズのSaleで購入したエコムートンのリバーシブル。とってもお買得
だったので、飛びついてしまった
のですが、パンツとは合わせづらくて、結局
昨年は一度も
着なかったのです。
で、今年もう一度合わせてみたのですが、やっぱり何かあか抜けない印象。。
ただ、このまま着ずじまいなのは
惜しいなぁと思いリフォームすることに。
リフォーム前↓

こちらも、ほつれにくい素材なのでそのまま裾を裁断でも良かったのですが、
色々と折り上げて丈を調整していたら
こんな感じでもいいかなと、スエード調の
ほうにファーを
折り上げ、片面は異素材ミックス、もう片面はファーという2面
にしてみました。

そして、当初は防寒対策用として切り落とした部分でスタンドカラーも作ったの
ですが、試着したら「何か変–;」な印象
になってしまったので、これは却下。↓

最終的には、ノーカラーのこんな感じになりました。

最後まで、少々頭を使ったのはボタン。
リバーシブルなのでどちらの面も打ち合わせを左前にするにはどうしたらいいか。スナップボタンという手もありましたが、だいぶカジュアルな印象になってしまう
なと今回は敬遠し、
なんとメタルボタンに磁石をくっつけて使いました。

他にもリフォームしたいものがあるけど、それはまた実現したらご紹介しますね。
2020/12/7

11月の制作

Sサイズの皆さん こんにちは。

今日で11月も終わりですねぇ。どんな11月でしたか?
私は、小さな手直しから、定番のニットそして久しぶりのパンツなどいつもと
変わらず作り続けた
1月でした。

次から次へとしたいことが頭に浮かび、ひたすら手を動かすという^^
最初にニットを数着作って、白い長袖Tシャツを重ね着していたのですが、
寒さが増しヒートテックをその
下に着だしたら、毎日の着替えと洗濯が大変な
ことに
なったので、ヒートテック+ニットだけど重ね着している風に見えるよう
に首と裾と手首に白い布を付けて
しまいました。

そして、前回お見せしたケープ型のコートは先週ようやく着ることができました♪で、着るにあたって、これはボトムスを絞ったほうがバランスがいいと思い、細身
のパンツも作成。 
思った通りの好相性です。
というように、1つ作るとそれに合わせたい形や色が欲しくなり、さらに作ると
またという無限ループに嵌っ
てしまうのです。。。

さぁ、明日からの12月もマイペースに作り続けます^^
何かと制限のある日常ですが、皆様、ご自愛の上少しでも楽しい12月をお過ごし
ください。
2020/11/30

ケープ型コート

Sサイズの皆さん こんにちは。

東京もだいぶ空気が冷たく感じられるようになってきましたが、私は日中の
一番暖かい時間を見計らって
出かけるので、意外とまだコートではなくて
ダウン
ベストで凌げています。

でも、先月ケープ型のコートを作ったので早く着たいのです。厚地のコートは
今まで、既製品を着まわしてきた
のですが、昨年袖の太いプルオーバーを作った
時に、手
持ちのコートに袖が入りにくく苦戦したので、今年はそれに対応できる
ケープ型のコートを作ろうと決めて
いたのです。

で、出来上がったのがこちら↓

ケープなので、袖付けがなく制作は比較的楽でした。
こだわったのは、丈とスタンドカラー。
スタンドカラーは、最初これよりも高さが低く首に沿うような形でしたが、
どうも大人しく地味な印象になって
しまったので、高さを2㎝上げさらに
首からも3㎝程度
離して作り直しました。すると、とっても華やかな印象に!
微妙な違いで印象がガラッと変わる、この違いを
発見するのも洋裁の面白い
ところです♪
2020/11/16

定番タイトスカートのパターンで

Sサイズの皆さん こんにちは。
あっという間に10月も終わりが近づいてきましたね。
いかがお過ごしでしょうか?

私は、minimum定番の前スリットタイトスカートと昨シーズンから販売
している前ボタンタイトスカート
で2着制作しておりました。


今回は、ともに千鳥格子で作ったのですが、柄布の場合無地の布よりも
縫合線が目立たないため、今回はあえて
縦のラインをより強調するために
一工夫加えました。

前スリットタイトスカートには、ポケットに黒のパイピングを施し、前ボタン
タイトスカートは、ボタン
ホールをボルドー色の糸で仕上げました。

どちらもオールシーズン使える定番パターンですが、少し工夫を加えるだけで、
印象がお変わるので色々と
楽しめます。
完成品は、手作り通販サイトCreema で販売しております

パターンはこちら↓
前スリットタイトスカート
前ボタンタイトスカート
2020/10/30

重ね着

Sサイズの皆さん こんにちは。
前回の寒さ対策に追加し、貼るカイロを背中に投入しました。
10月からこんなで大丈夫だろうか?
そして、個人的な感覚ですがミントを
食べると寒くなる
ことに気づき、ガムやスースーするのど飴も食べられません。

さて、今日はそんな寒さ対策にもなる重ね着について。
私が、よく取り入れているのは白い長袖Tシャツをニットの下に重ね着して、
首、手首、裾から少し覗か
せるというものなのですが、この重ね着、防寒だけ
では
なくスタイルアップの効果もあるのです。

さらに、お洋服のコーディネートでコントラストが強い時には、その間に入れる
ことで2色をつなげてくれたり、
反対に同系色でコントラストが弱いときには
アクセント
になりコーディネートを引き締めてくれたりという効果もあると感じ
ます。

言葉ではなかなか説明しきれないので、今回は比較できるように重ね着ありと
なしで撮影してみました。


裾から白が見えると、ウエストが高くなったように見えませんか?
また、全体的に印象が明るくなるように感じます。
実際、首元に少し白が見えるだけでダークな色を着ても顔映りが悪くならないと
実感しています。

なので、ついついこのスタイルが多くなり現在同じ白い長袖Tシャツを3枚持って
います。

長袖カットソーの型紙で作っていて、ニットも色付きのカットソーも同じ型で
作るので、首のカーブが揃い、丈
短く重ね着が楽に作れます。(型紙は→こちら)

また、洋裁をされないSサイズさんの場合、裾で重ね着をするのは既製品では
お直しが必要かと思いますが、今は
お直し用のほつれ止めや、裾上げテープなど
便利なものも
たくさんあるみたいですので、良かったらお試しください。
(尚、お直しに伴う損失等につきましては補償いたしかねますので、誠に恐れ入り
ますがよろしくお願いいたします。)
2020/10/22

秋のタックスカート

Sサイズの皆さん こんにちは。
日に日に秋も深まってまいりましたね。
寒がりの私は、先週から今シーズン初のタイツにヒートテックで防寒対策始め
ました^^;

さて、先月ドルマンニットに集中してしまったので少々出遅れておりますが、
秋色のタックスカートを
丈違いで2点作成しました。

こちらのタックスカート、オープン当初から毎年作っておりますが、その
シーズンの色や素材を使っ
て丈を変えれば、1年中使えてトレンドにあまり
左右されない優秀なアイテムなんです。
(型紙はこちら→タックスカート)

因みに、過去の秋冬に制作したのはこんな感じです。

販売しております型紙はひざ丈とひざ下丈ですが、丈を伸ばしていただくと
お好みのロング丈が作れ
ます。
2020/10/13

ドルマンニット改訂中

Sサイズの皆さん こんにちは。
東京は、先週の秋雨から一転して今週は秋晴れの気持ち良い青空が広がって
います。

さて、秋冬物色々作りたくて気ははやるのですが、ここ数週間は、ドルマン
ニットの肩~袖の「縫い目」が
気になってしまって、少々試行錯誤しており
ました。

もともとの型紙は、前見頃と後見頃の2枚を肩の中心で縫合するシンプルな
ものでしたが、久しぶりに作成した
ところ、正面がのっぺりと単調な印象で
あることが気に
なりだし、肩線をずらしてみたり、同色の糸でステッチ
入れてみたり切り替えてみたり、と色々試しておりま
した。

①オリジナルで作成

②肩線を前に5㎝ずらしたもの。
正面は縫合線がアクセントになるが、横は締まらない印象

③肩線を前寄りからスタートし、袖口側は手首の中央で終了するよう斜めに縫合。こちらもやはり②と同様の印象

④肩線は、肩中心~まっすぐに袖口へ伸ばして縫合+前見頃の肩側に切り替え
パネルで縫合

で、結論としては、もともとの肩中心の肩線+前見頃の切替線が(④)、前
から見た時にも、横から見た時にも美
しく見えると納得し、落ち着きました。

前回、ステッチの効果を少しお話しましたが、単純な縫い目であっても、
その存在って意外と見た目を左右
する大切な役割をしていることを改めて
感じた日々で
した。ドルマンスリーブは、袖や見頃が大きく縫い目が少ない
ので、余計に、縫い目の存在が重要なのかも
しれませんね。

というわけで、現在ドルマンニット(7、9分袖)は改訂中のため、販売を一時
休止しております。

改訂終了次第、販売を再開いたしますので恐れ入りが少々お待ちください。

尚、以前に「ドルマンニット(7、9分袖)」をご購入いただきましたお客様で、
改訂版をご希望の方には無償で送付させて
いただきたく存じます。
お手数をおかけし恐縮ですが、ご連絡いただけますようお願い申し上げます。
2020/9/30

ラメ糸を求めに

Sサイズの皆さん こんにちは。
東京も、今週前半は過ごしやすい気温になり時おり流れる爽やかな風に
「秋だなぁ」と秋を実感する
ようになりました。

そして、人間の生活がどんなに激変しても、淡々と移り変わっていく季節に、
時の流れをより一層強く
感じるような気がします。

さて、今日はラメ糸について

月曜日、このラメ糸を求めに自転車で走り回りました~
作業の途中で、いつも使っているラメ糸(写真左SparkleLame)がなくなり、
朝一で手芸屋さんへ。ところが、
そのお店には写真右のメタリックの糸しか
なく、でも
ミシン対応で丈夫と書いてあったので、それを購入。
(ともに同じフジックス社製)

で、早速作業を再開するも、どうにもこうにも糸調子が上手くいかず、さらに
糸が少々硬くてワイヤーのような
感触のため、肌への当りが強いのです。

「これではダメ🙅」と今度は午後一でいつもの布屋さん街へ。現在、布買い
すぎ注意のため自ら出入禁止にして
いるので、「布は絶対に見ない」という
決心のもと、副
資材のお店へ直行し、無事にいつもの糸を入手。

そして、作品も無事に完成。作っていたのは、こちらのワンピース。


シンプルなデザインなので、このラメのステッチがとても重要だったのです。

ステッチは、洋服のデザイン性を高めてくれると同時に視線に錯覚を作って
くれるので、目線を上げたり、縦の
ラインを作ったりと背高効果を出す秘法の
一つです。
そしてラメだとカジュアル感が抑えられ大人感が出ます

というわけで、このラメ糸を求めに奔走したわけですが、ご参考までに、
お洋服のステッチには左の糸がお勧めです。

Sparkle Lame スパークルラメ (FUJIX社)
2020/9/16

 

秋の収穫!?

Sサイズの皆さん こんにちは。

9月になりましたね。
東京でも夜には虫の声が聞こえるようになったり、ふとした一瞬の風が
さらっと心地良かったり、瞬間的には
小さな秋が感じられるようになって
きましたが、
やっぱりまだ暑いです。
そして、今年は全国的に残暑が長引くとか。もう少し涼しい服が活躍して
くれそうですね。

ただ、少しずつ秋色を取り入れたくなって、2週続けて布屋さんへ行って
きました。

2回目は、布を買う予定はなかったのですが、なんだか新商品が続々入荷
していて、思わず先週以上に買ってきて
しまいました。。。
もう収納が限界なので、自ら「布屋さん出禁」発令です。

収穫は、こんな感じ^^

2020/9/1

残暑お見舞い申し上げます

Sサイズの皆さん
残暑お見舞い申し上げます

連日、猛暑が続いていますがいかがお凌ぎでしょうか?
私は、久しぶりにテーラーカラー(ジャケットのギザギザした襟)のパターンを
ひいてみたりしています。
これは、形になったら後日お話するとして、

今日は、メジャーのお話。

洋裁では、直線定規、カーブ定規の他にメジャーがとても重要な道具ですね。
身体の寸法を測るのはもちろん、パターンの作成ではメジャーを立ててカーブの
長さを測ったりもします。

そんな私のメジャー、気づけば文字もややかすれ気味の10年選手なのですが、
先日、微妙な誤差に気づいて
直線定規で測ってみました。
すると直線定規30㎝位の辺りでメジャーは30.1㎝とやはり1㎜程度メジャーが
伸びてしまっていました。

暑さで伸びたのか、経年のせいか不明ですが、伸びてしまったものは戻せない
ので、早速新しいものを購入。
新旧交代です。

皆さんも、たまにメジャーが伸びていないかチェックしてみてください
暑くて人間も伸びてしまいそうですが、どうぞご自愛くださいませ~
2020/8/17

梅雨明け

Sサイズの皆さん こんにちは。
8月に入り東京もようやく梅雨明けし、夏空が広がっています☀

あまりの長梅雨に、先月は「もう夏終わった!?」という感覚でしたが、数週間
ぶりの明るい陽射しに、やっぱり
もう少し夏服が作りたくなり、先週~今週に
かけて3着
作りました。

◇ドルマンワンピース(型紙は→こちら)


◇白いパンツ    (型紙未販売)

◇イタリア製麻のギャザースカート(タックスカートの型紙の応用)

完成品のドルマンワンピは、ハンドメイド通販サイトCreema で販売中
ギャザースカートも、追って販売予定です。よろしければ、ご覧ください。
2020/8/6

続 ドルマンブラウス

Sサイズの皆さん こんにちは。

4連休いかがお過ごしでしたか?
東京は、不要不急の外出自粛要請だったのとお天気も悪かったので、私はほぼ
完全Stay Homeで
制作していました。

今月初めに作った麻の生地に引き続き色んな布で、「ドルマンブラウス」作って
みました。

ポリエステルとコットンの合繊

コットン100%のカットソー地(2種)

布によって、印象がだいぶ変わりますね♪   型紙はこちら→ドルマンブラウス
(カットソーの場合は、後見頃もワで裁断しスラッシュなしで作っています。)

完成品は追って、ハンドメイド通販サイトCreema販売いたします。
2020/7/27

見返し処理問題

Sサイズの皆さん こんにちは。
今年は、梅雨が長いですね~。
東京は、7月も猛暑日が少なくずっと曇りと雨だったので、なんだか私の中
では、もう夏が終わってしまった感覚です。
なんて、呑気なこと言っていら
れるのも今のうちかな?

さて、今日は首回りの処理について。
洋裁において、もっとも一般的な処理は「見返し」を付ける方法だと思います。
(首回りに見頃と同じカーブの5㎝幅程度の布を縫い合わせ裏返す方法)

布幅があり、同じカーブなので縫いやすく、付けた後も見頃が安定するとても
優れた方法ですね。

ただ、色々な素材やデザインで洋服を作っていると、「見返し」では、ちょっと
気になってしまうことも
出てきます。

例えば、
☹薄い白地のブラウスのような場合、見返しが透けてデザインには不要なライン
が見えてしまう
☹ニット地で作るTシャツのようなデザインの場合、見返しで処理すると、なんだ    か違和感があり手作り感が出てしまう

そんな問題を解消する方法には、
①バイヤステープで処理する
②リム(縁取り)テープを見頃に付ける(ニット地の場合)
③見返しを見頃と同じサイズにし、見頃を2重に重ねる
といった方法が考えられます。

それぞれ素材やデザインとの相性もあるのですが、上述の「見返し問題」に
ぶつかったときには、いつも
どの方法で処理しようかな~と考えながら作って
います。

ちなみに個人的感想ですが、バイヤステープは見頃の縫い代をバイヤステープの
縫い代に切り揃えておくと、
縫いやすく、綺麗に仕上がると思います。
2020/7/23

モダール

Sサイズの皆さん こんにちは。

今日は、モダールという生地について
先日、ニット地専門のお店で「モダール100%」という生地を見つけました。

名前は聞いたことがあるけれど、今まで試したことがなかったので、お店の
おじさまに
「モダールってどんな生地ですか? 天然ですか?」と質問した
ところ、
「天然だよ。何の木かは知らないけれど、レーヨン、テンセル、リヨ
セルとかと同じ種類」とのこと。

続けて「縮みますか?」の質問には、「う~ん、どうだろう」と自信なげな
ご様子。
(どうやら、ニットの担当者不在だった模様)

でも、コットンに近いさらっとした肌触りと柔らかい質感が夏に気持ちよさ
そうだなと購入してみました。
で、さっそくどんな風に取り扱えばいいかな?
ネットで調べてみました。

すると、最初に見たサイトではオーストラリアのレンチング社が製造している
繊維と書いてあり、
「えっ!?」とびっくり。
というのも、私は以前オーストラリアで生活していた事があるのですが、豪州
ではアパレルのほとんどが輸入で
そんな国産の生地があるなんて一度も耳にした
ことがなく
布屋さんでも、モダールをPRしていた記憶もないのです。
おかしい。。。と思い、レンチング社の公式HPへ。

すると、ははは^^案の定オーストりア(欧州)じゃないですか! (日本のサイト
では誤記が散見されました)

残念ながら、取り扱いについての詳しい表記はなかったのですが、ブナの木から
作られる繊維で、コットンのような吸湿性
や通気性をもちながら、絹のような
滑らかさや光沢を持
ち合わせ、かつ洗濯による縮みや毛羽立ちも少ない丈夫
繊維ということでした。

かれこれ50年以上の歴史のある繊維だそうで、当初はポテトバッグを留める
テープからスタートした
らしいのですが、1990年に極細のモダール繊維を
開発
して以降はアパレルでそのシェアを大きく拡大していったとのこと。

という、情報を知ったうえで、「では、取り扱いは?」と新たなサーチを続
けると、今度はアメリカのサイトの
いくつかには、もともと1951年に日本が
開発したという
表記が!「えっ!そうなの?」と再びの驚き。

もう一度、日本のサイトへ戻って検索し直しても、そんな情報見当たらず、
さらにLenzing社のHP でもそんなこと
謳っておらず、真相は迷宮入りなの
ですが、私が知りた
かったのは取り扱いについて。

集めた情報によると
モダール100%あるいは、綿や麻との混紡の場合は
・中性洗剤で洗濯機での洗濯可能
・酸素系漂白剤使用可能
・脱水短め
・アイロン中~高温
・洗濯ネット推奨

ということでしたが、生地の薄さや混紡の素材によって、取り扱いも変わって
きますのでお手入れは、製品表示の
タグでそれぞれ確認してくださいね。
20207/13
 

猛暑に備える涼しいトップス2

Sサイズの皆さん こんにちは。
7月に入りましたね。
平年より暑いと予報されていた6月ですが、意外と楽に過ごせました。
といっても空調の除湿まわして
快適な室内での制作作業ばかりでしたが。。。
そして、梅雨の合間を縫って布屋さんへ出かけるという生活でした。

さて、今月はいよいよ梅雨も明けて夏本番になりますね。
というわけで今日は、本格的な暑さに備え先日のフレンチフレアカットソー
続き「涼しいトップス2」をご紹介します。

「ドルマンブラウス」です。


ドルマンスリーブの半袖仕立てなので、胸やウエストまわりにゆとりがあり、
風通しがよく快適です。

見頃と袖が一体になっているドルマンスリーブは、一見どんなサイズにも対応
可能のように見え、実際
既製品ではフリーサイズとして販売されていることが
多いようですね。

私も、以前に試したことがあります。でもやはり袖が長すぎたり身幅が大きすぎ
て、ダボっとして印象に
なってしまいました。
そんな経験から「Sサイズさんがバランスよく着られるドルマンスリーブを!」
という思いからデザインした
のが、当店のドルマンスリーブシリーズです。

こだわりのポイントは、脇のカーブ。重心が下がらないように工夫しています。
また、正面には切り替えを、後中心にも背縫い線+スリットで視線を上げる効果
をプラスしています。

これまでは、ドルマンならではの落ち感を出すためにとろみのある生地で作って
きましたが、今回は麻で
作ってみました。
最初は、張りが少し強く感じられましたが、数回の洗濯と着用を繰り返すと生地
が柔らかくなり、体に
なじんできました。

麻ならではの、ナチュラル感が優しい印象に仕上がりました。
素材遊び楽しいですね~。

今回は、自分用の他に素材とデザインの相性を確認するためのサンプル品と
完成品それぞれ1着作りましたので、
手作り作品通販サイトCreemaで販売
いたします。
パターンはこちら→ドルマンブラウス
2020/7/2